一喝

日頃、子どもたちに甘々の私だけど、怒るととても怖いのだ。

長女は悪戯らしいことはしないのだけど、長男はクリアケースやクリアファイルと行った、ツルンとした舌触りの物をよく舐める。
それはビニール袋もまたしかり。
仕舞ってある物も引っぱり出してきて舐めるものだからベトベトになって困る。
それでもまあ、拭けばいいのでまだマシなんだけど問題は次男。

とにかくほじる。
クッション、毛布など、ほじれる物はみんなほじる。
フミフミしているだけならいいのだけど噛んで食べてしまう。
ほじって出てきた糸や綿を食べてしまうから胃の中で絡まったり詰まったりすると手術ということになる。
『ウールサッキング』という行為（症状）で、生まれてまだへその緒が付いているときに捨てられたから母猫の愛情、母乳を飲んでいない子に見られる行為らしく、そういう意味ではとても可哀想で仕方が無いかもしれないのだけど、どんなに対策をしていても次々色んな物を探してはほじる。

台所にある金だわしも噛むし、三角コーナーもあさる。
もちろん、テーブルの上に食べ物があろうもんなら食べる。
入れないようにチェーンを付けてあるのだけど、夫がときどきかけ忘れるから引き戸を開け中に入ってあさることになる。

今日も夫がかけ忘れた一瞬のすきに引き戸を開け金だわしと三角コーナーをあさっていた。
直しようが無いと分かってる。
でも…。

日頃は閉め忘れた夫が悪いと一人イライラするのだけど、今日は次男を叱った。
「こらっ！　あかんていうてるやろっ！！」
普段怒らない私が怒ったことで数分だけしおらしくなった。

叱るときは一回だけ。
いつまでも強く言うとただ怯えてしまうことになる。
日頃、甘々だけに一回だけでも効果はあるけど、すぐに忘れてしまうから結局は治らない。

だから吐血するんだよ、って思われるかもね。

これに関しては現在とても元気。
体調を崩してからウェットフードだけにしていたのだけど、今はウェットフードにシーバを潰した物を少しずつ混ぜて食べさせている。
そろそろ通常（朝昼ドライフード、夜ウェットフード＋ドライフード）に戻していいかなあと思うのだけど、年明け病院が始まるまでは用心して今の食事でいいかな。

次男はもちろん、うちの子みんな、そんなひもじい思いをさせてないし、
めいいっぱい甘やかしているつもりなんだけど、どうして要らん物を口に入れるかなあ。
まあ、過保護にしすぎたというのは認めるが…。

かあちゃんは怖いんだぞー！
威厳を持つか！