令和

９日１５時頃、私が取材を受けているとき義母が危ないと病院から連絡があり夫が一人で行ったのだけど二時間半後に帰宅。
義母の容体が落ち着いたという。
そして夫とほぼすれ違いになった夕方、義姉が義母を見舞い、面会時間ギリギリまでいた。（１８時）

夕飯を済ませ夫がお風呂から出てきた２２時過ぎ、義母の呼吸が止まりかけていると連絡があった。
急ぎ病院へ行きながら義姉に連絡。
我が家から病院まで車で約２０分。着いたときには既に息を引き取っていたのだけど、顔を触ったらまだ温かかった。

義姉の家は高速を使っても一時間かかるし、夕方に会っているので後のことはこちらで進めることを伝えた。
そして義兄にも（一応）連絡をしたら…

「あ、そう。じゃあ、あとは頼むわ」（夫から聞いた）

やっぱりか！
後は頼む=葬儀も来ない。

義母の体は我が家に連れてきて、好きだった菅原洋一（こんな時だったかな？）さんの曲を流し、食べることが出来なかったイチゴを枕元に置いた。

翌１０日には義姉の家族（義姉夫婦、娘親子、娘）が来て義母を囲んだ。
みんなそれなりに覚悟していたから泣いたり悲しんだりすることはなく、
ただ静かに世間話をしたり。

そして１１日。
私が義母にメイクをしたんだけど、病院からもらってきたメイク用品が思いのほか濃く付いてしまい、『ギャルアイメイク』になってしまった。
７時半過ぎにはみんな集まっていて、８時に葬儀屋さんが来た。
義母のギャルメイクを見た姪と義姉は泣き崩れ…ることなく笑われた。

私は在宅介護を一年弱でリタイヤしたから特に何もしてないけど、
義姉から「ありがとう」と言われ恐縮してしまった。

ちょっと言い訳になるけど、夫の言葉を借りると私は手抜きが下手らしい。
それ故に、介護をして一年経ったころ義母ではなく私が《前庭神経炎》で倒れ一週間寝込んだ。
病院で、今回は一週間で済んだけど、このままストレスがかかり続けると倒れる度に起きれるまでの日数がかかる、最後は起きれなくなって寝たきりになると言われ夫が仕事を辞め専業主夫になり義母は施設に入所してもらった。

だから「ありがとう」なんて言ってもらえる立場に無いと思っている。

葬儀が終わった日の夜、義兄のお嫁さんから電話があった。
葬儀の日を教えてもらわなかったことの文句か？　と思ったら違った。
（そりゃ、そうだわ）

義父のことだけでなく、義母のことも何もしなかったことの謝罪とお礼だった。
義兄から聞いて知っていたのだけど、その問題の義兄が「行かなくてもいい、いってもすること無い」と言ったそうだ。

おい！　ちょっと待て！
行かなくていいってなんだ！
何もすることが無いってなんだ！
あんたの親だよ！　葬儀だよ！　もう会えないんだよ！

怒ってるわけじゃ無い。呆れてるだけ。

まあ、そやけど、あの親にしてこの子あり、な気がしないでもない。

我が家的には笑い話なんだけど、活字にすると《故人の悪口》みたいに取られかねないので書かない(^0^;)

お義母さん、令和を知ったけど令和を生きれなかったね。
お義父さんと会えたかな。
それとも初恋の人？
それとも、結婚を誓い合った元彼かな。


ただ落ち着かない日々を送っていただけなのにドッと疲れてしまい、
チョコラBBを飲んでようやく復活した。

さあ、明日は手作りイベントだ。