な、何があった！

昨夜は夫、夫の友人、そして私の三人で二日遅れの誕生日ディナーでイタリアンのお店に行ってきた。
ここのシェフと夫は昔からの知り合いで、私たちの結婚披露宴も貸し切りでさせてもらっているのでお料理はもちろんワインも美味しいことはよく分かっている。

料理数品、ワインを一本まず注文し、ひとときの楽しい時間。
料理を数品、ワインも一本追加。
私は一本目のワインをグラスに二杯飲み、二本目はほとんど口に付けていなかったとき、夫がトイレに立った。

ガッチャーン！

のれんを掛けて個室っぽくしている部屋から出た夫が何かを倒したと思い急ぎ出てみると、パイプハンガー掛けに当たりハンガーが数本落ちていた。
拾っている横で今度は夫がふら～っとゆっくり…倒れた！
ハンガーはとりあえず放っておいて夫に駆け寄ると目の焦点が合ってない。
大丈夫かと聞くと大丈夫だと反応があったので、一先ず椅子に座らせ水をもらった。
少し落ち着き、トイレに行くというのでついて行ったけど顔色が悪いわけでも、もちろん嘔吐もない。

この時点で予定していた電車の時間も近づいていたのでお会計をしたんだけど、夫は何事もなかったかのように会計を済ませていた。
あまりとやかく口出しするのもプライドを傷つけてはいけないので、私も何事もなかったかのように振る舞いながらとりあえず夫の側を離れないようにしていた。

駅に着き水を飲ませ、電車の中でも特に変わりなく。
夫の友人も一緒に乗っていたけど、普段通り接してくれていた。

自宅最寄り駅から徒歩２０分。
最終電車で帰ってきたからまわりは真っ暗。
倒れた本人が一番いろんな意味でショックだろうから、夜道を歩きながらまったく関係ない話をぽつりぽつりして、時々休憩に水を飲ませ自宅に到着。

本人がお風呂に入るというのでやりたいようにさせたけど、まあ別に体調に変化無く。
今朝はすっかりいつもの夫。

そろそろ聞いてもよかろうと昨夜のことを聞くと、一瞬目眩がして自分でもよく分からなかったらしい。
もともとアルコールが弱い夫。
三人いたとは言え、私はほとんど飲んでないし、２時間でフルボトル２本空けるのはピッチ早すぎだわ。
今日になって本人もピッチが早かったこと認めていたしね。

日頃飲みに出るときは幹事だったり多少なりとも気を使う相手だけど、昨日は高校時代からの同級生と私だったから気が抜けたのかもしれないなあ。

それにしても、なんともまあ驚いた出来事になった。
頭を打たなくて良かったよ、ほんと。