「子ねこ殺し」

2006年8月26日

とても不快なタイトルで申し訳ございません。

知っている方もいらっしゃると思いますが、
これは、日経新聞18日付夕刊15面の「プロムナード」
に掲載された坂東真砂子氏のエッセイの内容です。

仏領タヒチ島在住の直木賞作家・坂東真砂子さん（48）が、自分の飼い猫には避妊手術をせず、生まれた子猫を「殺している」と日本経済新聞に書いたエッセーに対し、「不快だ」などの抗議が相次いでいることが、24日までに分かった。
　エッセーは18日付夕刊に「子猫殺し」と題して掲載。雌猫3匹を飼っており、子猫が生まれるたびに家の隣のがけに放り投げていると告白。「人は他の生き物に対して、避妊手術を行う権利などない」「自分の育ててきた猫の『生』の充実を選び、社会に対する責任として子殺しを選択した」などと記した。
　日本経済新聞社には、23日までに約300通の電子メールと約60件の電話があり、多くは「理解に苦しむ」などの批判や抗議だったという。

今は主に小説を書いているみたいだが、彼女は児童文学からデビューをした・・という経歴の持ち主。
映画にもなった『死国』も彼女の原作。
すべての人が、生きもの（動物）にたいして、
愛情を持っているとは言えないだろうし、色んな意見を持った人がいると思う。
しかし、だからといって生まれてきた命を奪う権利が彼女にあるのだろうか。
彼女が『権利』を主張するのなら
「人は他の生き物に対して、避妊手術を行う権利などない」
この意見はおかしいと思う。

あくまでもこれは私の意見。
彼女が書いたエッセイを掲載した新聞があるわけだから、
同じ意見人がいるってこと。

っていうことは、未成年者が妊娠をしまい、産むお金もなく、
誰にも相談もできず、育てることもできないから放置する・・
というニュースを見て・聞いて、その人たちは、
まあ、それは仕方がないな
と思うのだろうか。